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坂本慎太郎さんの音楽性を形づけた怨念

解散したゆらゆら帝国の坂本さんの音楽性を形づけた「怨念」を読み取れる発言を、坂本さんが某青年誌でしていた。

 

坂本さんが東京に出てきて音楽活動を始めたとき、対バンするちゃらちゃらした見た目のバンドや、音楽をするバンドが心底嫌いだったらしい。

 

転勤族の親を持ち、引っ越しが多かった若い時代の心の傷や、顔が水死体に似てるとも言われたコンプレックスから生じたのだろうか、そんなちゃらちゃらしたバンドのメンバーを心底ひかせる(気味悪く思わせる)、近づきたくないと思わせる音楽を当時追求していたらしい。

 

音楽のオリジナリティーは一体どこから生まれるのだろうかと日々思っているけど、坂本さんについては、他人に「怨念」を飛ばすイメージがその音楽性の一端となっていると思った。

 

普通、自分の音楽に「気持ち悪い!二度と聴きたくない!」と思われたらショックだろう。

それなのに、その真逆の方法をしてオリジナリティーを高めたゆらゆら帝国の音楽は面白い。

 

でも時代に媚びる、聴衆に媚びる事無く音楽を追求するのはすごいけど、下手したら誰にも相手にされないから怖い。

 

どの時代でも。